「視て、観て、察する」

放課後等デイサービス アイズ

2017年03月10日 19:13



時々紹介する朝日小学生新聞に毎週水曜日掲載されている「机の前に貼る一行」。
今週も素敵な言葉でしたので、ご紹介させてください。

ひきたさんコラム 

机の前にこの言葉を貼りましょう。
実業家だった渋沢栄一の言葉です。
「視、観、察の三つを以て人を識別せねばならぬ」

1つずつ見ていきます。まず「視る」です。これは目で相手を見ることです。耳が大きいとか、鼻をかくクセがあるとか。そんな人の外面を見るのが「視る」です。

「観る」は、頭を使って考えることです。相手の言葉や表情をじっくり考えてください。「強い口調だけど、本当はこわがっているんだな」なんて、その人の内面が見えてきませんか。これが「観る」です。

最後は「察する」です。今度は心で想像します。相手の望みを察してください。「意地悪ばかりしているけれど、本当は好きなんだ。もっとなかよくしたいんだ」なんて、好きな女の子にわざといじわるする男の子の気持ちを察してあげてね。

目で外面を見る。頭で内面を考える。心で本心を想像する。人を判断するには、これくらいていねいに見なくてはいけないと渋沢栄一は言っています。

これには私も反省しきりです。人の外面ばかりにひかれます。相手の本心を察することができず、いまだに失敗ばかりです。人を判断するのは難しい。だからこそ、あなたには今から心がけてほしいのです。

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